サッカー用品【コーチ目線】

サッカーの練習に絶対に必要なモノは?
サッカーの練習に絶対必要モノは、次の3つです。この3つがないと、試合はもちろん、練習も成立しません。
(1)ボール、(2)相手(と味方)、(3)スペース
ボール
ボールがなくてもトレーニングはできます。しかしそれでは陸上部と同じようなトレーニングになり、とても非サッカー的なものになってしまいます。体力やスピードはつくかもしれませんが、選手にとってはつまらない練習です。
言うまでもありませんが、サッカーの練習には「ボール」が必要です。
相手と味方
「ドリブル」や「キック」など一人でできるサッカーの練習もあるにはありますが、一人では「周囲の状況を観て判断する」という要素が決定的に欠落してしまいます。
フリースタイルではなくサッカーの練習をするのなら、相手と味方、最低でも4人、できれば8人の参加が必要です。8人いれば、4対4のミニゲームができ、なんとかサッカーらしくなりますから。
スペース
そして、スペース。練習に参加する人数、年齢(体格)に合った広さ、グラウンドですね。4対4のミニゲームができるスペースが最小限となります。
練習参加人数が16人なら、4対4のピッチが2つできるスペースが必要です。
上の3つは最低限必要なモノや環境です。3つ揃って練習を始めたとしても、まだ十分ではありません。
次は、それがないと「コーチがすごく困る」モノ、という視点でサッカー用品を紹介します。
ないとコーチが困るサッカー用品
「これがないと練習にならない」というコーチ目線で、必要なサッカー用品を3つ選びました。
マーカーコーン~ないとコーチが困るサッカー用品~
マーカーを使わないサッカーの練習メニューって考えられるでしょうか?
例えば3対1でロンド(ポゼッション)をする場合。マーカーがなくても成立しますが、スペースに制限がなければ、求められるボールコントロール、パスの精度がルーズになってしまいます。
サッカーは制限されたスペース(ピッチ)内で行われます。トレーニングもスペースを制限しましょう。そのために、マーカーコーンは必須です。
普通のマーカーの他に、高さのないフラットタイプのマーカーもありますので、是非併用してください。
マーカーの数は、練習の参加人数の2倍が最低限。徐々に紛失していくことを考えれば、3倍から4倍あってもいいでしょう。
マーカーコーンの特徴
素材はPE(ポリエチレン)。踏んでも割れない、やや柔軟な素材。色は6色。10枚単位での販売です。マーカーフォルダー付き。
ミニサッカーゴール~ないとコーチが困るサッカー用品~
サッカーに絶対必要なモノ「(3)スペース」には「方向性」という意味も含まれています。
方向性とは、攻める方向、守る方向。攻守の方向の先には、目的の「ゴール」があります。
ミニゲームのゴールをマーカーやコーンで代用する場合もありますが、やはり「得点」したときの感覚がイマイチ。「ゴ~~ル」って感じにはなりません。
そこで、練習会場がどこでも持って行くことができ、準備が簡単なゴールは是非用意したいです。
できれば、2組。
1組だと4対4(8人)のゲームのピッチ1つ分でしかありません。2組あれば、16人が同時にプレーできます。
仮に参加人数が12人の場合でも、6対6にして、4ゴールゲームにすれば、とても効率的です。
ビブス~ないとコーチが困るサッカー用品~
自分とチームメートを邪魔する相手選手がいなければサッカーではありません。
攻守の切り替えが連続する(マイボールと相手ボールが途切れず入れ替わる)ことがサッカーの大きな特徴の一つです。
そのため、味方と相手を見分けるためのビブスが必要です。
ビブスが不要な練習は相手と味方がいない練習です。練習時間の多くを占めるべきではありません。
またゴールを用意してゲームをしても、ビブスなしでは何となく白けてしまいますね。
ビブスは色違いで3色あれば理想ですが、2色でも十分でしょう。
ビブスにチーム名が入っていれば、粗末に扱いにくし、何よりカッコいいです。格安でおすすめです。