横断幕をオシャレにデザインするコツ
横断幕はメッセージに心をこめられる宣伝媒体です。自分でデザインすればお祝いの相手や応援する選手たちに気持ちが伝わります。しかし、いくら心がこもっているといってもやっぱりオシャレできれいなデザインにしたいですよね。良いデザインは美麗なだけでなく、読みやすさや見やすさを向上させる効果もあります。この記事では横断幕をオシャレにデザインするコツについて解説します。
横断幕をオシャレにデザインするコツ
白抜き文字を活用する
特に屋外に掲げる横断幕は文字が見やすくなければなりません。天候によっては雨の日もあるし、霧がかかったり砂埃が舞ったりする日もあります。そのような中では通常よりもはっきりと見やすい文字で書く必要があります。屋外での横断幕には白抜き文字がおすすめです。白抜き文字とは白以外の背景色に白で書いた文字です。
濃い色の背景に白抜き文字を入れるとコントラストが際だって視認性が高くなるのでおすすめです。
ただし、ここで注意なのですが、白抜き文字は長文には不向きだと覚えておきましょう。白抜き文字で映えるのは、大きい文字で書かれた短い文章です。なぜなら白抜き文字はコントラストが強いので、あまり長く見つめていると目が疲れるからです。パッと見て意味がわかるぐらいの文章にするのがおすすめです。
イラストを使う
文字だけではメッセージが伝わりにくいので、イラストを使うと伝わりやすくなります。会社のプレゼン資料なども文字だけだと怒られますよね?それと同じです。横断幕も文字だけよりはイラストを少し使ったほうが見栄えも良くなりますし、わかりやすくなります。
注意点としては、イラストを使いすぎないことです。横断幕はあくまでも文字がメインです。イラストはあくまでもワンポイントとして使い、イラストがメインにならないようにしましょう。
写真を挿入する
イラストの代わりに写真を使うのも良い方法です。写真の利点はリアルで臨場感があることです。例えば飲食店の宣伝で横断幕を使う場合、料理の写真を入れれば効果が増すと思われます。人間は料理が食べたいかを視覚で判断しています。料理の写真を載せると美味しそうで食べたくなるのです。このような場合はイラストよりも写真のほうがいいでしょう。
この場合でもイラストと同じくあくまでもワンポイントとして使い、写真がメインにならないようにしましょう。
横断幕に使えるオシャレなフォント
ゴシック体
ゴシック体は日常的によく用いられるフォントで、線の太さが一定なのが特徴です。非常にシンプルな作りであるため視認性が高いです。オーソドックスで特に奇抜でもないため、どのフォントにするか迷ったらゴシック体を選ぶとよいでしょう。
ただ、王道すぎて意外性が無いのも事実です。シンプルなゴシック体だけだと面白みの無いデザインになってしまいがちなので、色などで変化を付けたほうがよいかもしれません。
明朝体
日本語の文字の特徴をデフォルメしたフォントで、横線が細く、縦線が太いのが特徴です。目に優しく、長文に適しているため、書籍や教科書、多くのWebサイトの文章は明朝体で書かれています。
したがって、小さい文字をたくさん書く場合は明朝体を使うと良いでしょう。例えば応援するチームの参加メンバーの一覧などです。
楷書体
楷書体は毛筆で書かれたようなフォントです。毛筆と言ってもぐじゃぐじゃの読めないような崩し字ではなく、習字の授業で書いたようなきっちりと読める字体です。明朝体との違いはデフォルメの有無です。明朝体は毛筆をモチーフにしながらも既成フォントだと見ただけでわかりますが、楷書体はより手書きの毛筆に近く、名のある書道家が書いたと言われたら信じてしまう人もいるでしょう。使い方としては四字熟語などの漢字のメッセージをかっこよく書きたい場合におすすめです。
筆文字
筆文字も毛筆で書かれたようなフォントですが、楷書体よりさらに毛筆感が強くなります。きっちり均整が取れた文字ではなく、少し崩し字になっており「にじみ」や「かすれ」も再現されていて芸術的です。これは見ただけでは既成フォントだとわからない人が大半でしょう。使い方としてはスポーツの応援に使う横断幕がおすすめです。「一球入魂」など四字熟語を筆文字で書くと勢いがあって躍動感のあるデザインになります。
まとめ
本記事では横断幕をオシャレにデザインするコツについて解説しました。白抜き文字やイラスト、写真を使って、視認性の高い横断幕をデザインしましょう。それぞれに長所と短所があるので、使い分けるのをおすすめします。また、フォントは本記事で紹介したもの以外にも無数にあります。インターネットでダウンロードできるので、探してみると良いでしょう。