横断幕はどう取り付けたらいい?方法を徹底解説
横断幕が出来上がってあとは取り付けるだけと言う状況になって「あれ?横断幕ってどうやって取り付けたらいいのだろう?」と疑問に思っていませんか?確かに横断幕の取り付け方って学校でも習わないし、初めて取り付ける場合は意外と難しいと思います。せっかくキレイに作った横断幕が地面に落ちてしまったら汚れるし、縁起も悪いですよね。この記事では横断幕の取り付け方について徹底解説します。
横断幕の形によって設置方法は異なる
横断幕にはハトメ加工と袋縫い加工の2種類があります。この2つの横断幕はそれぞれ設置方法が全然違うので注意しましょう。 ハトメ加工とは横断幕の四方に丸い穴を開ける加工です。その穴にロープを通して設置場所にくくりつけます。
袋縫い加工とは棒を通せるように上辺を袋状に加工するやり方です。横断幕に棒を通して、上から吊すように設置します。高級感のある横断幕の設置に向いています。
ハトメ加工の場合の設置方法
ハトメにロープを取り付ける
まず、ロープを二つ折りにし、輪になっている方をハトメに通します。次にもう一方の端を輪の中に通します。このようにするとロープがハトメに繋がります。
設置場所にロープを取り付ける
設置場所はロープを結べるような丈夫な場所に設置しましょう。金網のフェンスやブロック、柱、建設現場の足場など、地面にしっかりと固定されていて、倒れたりしない物に結びます。例えばスポーツの観戦で横断幕を掲げる場合、屋外であればグラウンドの周りのフェンスが最適です。体育館であれば壁の上にある柵の部分がよいでしょう。
ハトメ加工の横断幕を設置する際には、できるだけヒラヒラとはためかないようにしっかりと固定しましょう。ヒラヒラとはためくと壁やフェンスに端が擦れて傷みの原因になります。
袋縫い加工の場合の設置方法
袋縫い加工の場合の設置方法は簡単です。まず、袋状になっている部分に棒を通します。次に横断幕を設置する場所に棒をひっかけるだけです。
上部が袋縫い加工されている横断幕の場合はのれんのように垂れ下がる方式となります。
このように設置すると重力で横断幕が上下に引っ張られ生地がピシッと張っている状態になるので、非常に美しいです。書いている文字や絵が見やすいため、高級感を演出したいお店の広告などにおすすめです。生地は重力を活かすために綿ブロードなどの軽い素材よりはトロマットなどの重厚感のある素材がいいでしょう。
横断幕の保管方法
トロマットの場合
トロマットは柔らかいので、シーツのように小さく折りたたんで保管します。濡れたまま折りたたんでしまうと生地が傷んでしまうので、もし濡れた場合は乾かしてから保管しましょう。
長期間保管していると横断幕にシワがついたりしますが、その場合は広げて物干しざおにつるしておけば自然とシワが伸びます。 どうしてもシワが伸びない場合は、150度程度の低温でアイロンをかけましょう。横断幕は熱に弱いので高温でのアイロンがけはやめましょう。
これはトロマット以外の素材でも大体同じです。
ターポリンが使われている場合
ターポリンが使われている横断幕は折りたたむとインクが剥がれる可能性があるため、折りたたみ厳禁です。保管するときは印刷された面を内側にして筒状に丸めて保管しましょう。また、ターポリンは日光には比較的強いですが、それでも劣化はするので暗くて涼しい場所に保管しましょう。
横断幕のお手入れ方法
ターポリンの場合
ターポリンは洗うのは厳禁です。汚れが目立ってきたら柔らかい布を濡らして拭き取るようにしましょう。ただ、インクが剥がれやすいのであまりゴシゴシとこするのは良くないです。ターポリンは屋外で使用しても3〜4年ぐらい持ちますが、それ以降は劣化していきますので買い替えを検討したほうが良いです。
トロマットの場合
トロマットは洗うことができますが、印刷が剥がれやすいので洗濯機で洗うのはやめましょう。刺激の弱い中性洗剤を使って優しく手洗いします。漂白剤や蛍光剤は刺激が強いので使わないようにしましょう。トロマットの耐用年数はターポリンよりも短く、屋外使用で1〜2年程度で寿命が来ます。それ以上は買い替えたほうが良いでしょう。
まとめ
この記事では横断幕の取り付け方と保管・お手入れ方法について解説しました。横断幕には2つのタイプがあります。ハトメ加工を施したものと、袋縫い加工を施したものです。この2つは取り付け方が異なります。また、横断幕の保管方法は素材によって異なります。特にターポリンの場合は折りたたみ厳禁なので注意しましょう。お手入れ方法についてもターポリンは要注意です。こすれに弱いので洗濯機で洗ったりせず、布で拭き取るだけにとどめましょう。