横断幕を手作りする方法と注意点を解説
横断幕を自分で手作りしたいけど、素人でも作れるの?そのようにお考えになる方も多いですね。確かに、横断幕を作るためには業者に頼むやり方もありますが、手作りするのも1つのやり方です。プロが作ったきれいなデザインの横断幕も良いですが、手作りすれば想いのこもった横断幕ができます。しかし、横断幕を作る機会などなかなかありませんから、うまく出来るか不安に思ってしまうのも無理ないです。この記事では横断幕を手作りする方法について解説します。
横断幕を作るときに必要な材料や道具
横断幕を作るには、まずは材料や道具を揃えなければいけません。以下は横断幕を作るときに必要な材料です。比較的身近に手に入りますのでそんなに難しくありません。
材料 | 購入場所 | おおよその値段 |
布 | 手芸店 | 300円/m〜 |
アクリルガッシュ | 手芸店 | 2,500円〜 |
A4用紙 | コンビニなど | 300円程度 |
チャコペーパー | 手芸店 | 400円程度 |
マスキングテープ | 手芸店 | 400円 |
ロープ | 手芸店 | 300円 |
ハトメパンチセット | ホームセンターなど | 1000円 |
古新聞紙 | 自宅 | 0円 |
次に必要な道具です。ほとんどホームセンターで手に入ります。
道具 | 購入場所 | |
ミシン | レンタル | 月1,000円〜 |
筆 | ホームセンター | 500円 |
刷毛 | ホームセンター | 150円 |
防水スプレー | ホームセンター | 400円 |
穴開けパンチ | ホームセンター | 2,000円 |
カッター | コンビニなど | 200円 |
ボールペン | コンビニなど | 100円 |
高価な材料は特に必要なく、全部合わせても1万円程度しかかかりません。ミシンは買うと高いのでレンタルすると良いです。ネットから注文して月に数千円のサブスクで借りられます。知り合いにミシンを持っている人がいたらその人に借りてもよいかもしれません。
横断幕に使う布の選び方
手芸店で簡単に手に入る布
手芸店で簡単に手に入る布としては綿ブロードやサテン、オックスフォードがあります。特徴としては安価である点、加工しやすい点、身近にある素材でなじみ深い点が挙げられます。ただ、手芸店で売られる布は主に服飾に使うのを想定しているので、横断幕の材料としてはあまり耐久性が無い場合が多いです。したがって、一過性の使用や屋内での使用に向いています。屋外での使用や何回も使う場合は業務用の布を買ったほうが良いでしょう。
業務用の布
業務用の布としてはトロマットやスエードが挙げられます。これらはプロが横断幕に使う業務用の布で手芸店の布よりも分厚く、丈夫に出来ています。本格的な横断幕を作りたい場合、何回も使いたい場合、記念にずっと飾っておきたい場合などは業務用の布を使ったほうが良いでしょう。
業務用の布はネット通販で買えます。
横断幕の簡単な作り方
横断幕のデザインを考える
まずはデザインを考えましょう。いきなり布に描くのではなく、まずは紙に文字の位置やレイアウトなどの構想を描きます。最初から細かい部分にはこだわらず、まずはラフスケッチのような感じで大雑把な構図を決めましょう。そして徐々に細かい部分を作り込んでいきます。
パソコンが使える方はillustrator、GIMP、FireAlpacaなどのアプリを使っても良いでしょう。canvaのようなクラウドサービスで作れるアプリもあります。また、スマホやタブレットでもアイビスペイントなどのお絵かきアプリがあります。それらを使っても良いでしょう。
文字を紙に印刷する
デザインがあらかた決まったら、紙に文字を大きく印刷します。A4用紙1枚に1文字ずつです。これが文字の型紙となります。
パソコンやプリンタが無い場合はかなり難しいですが、本などのフォントを見ながら、手で文字をA4用紙に模写します。書道が得意な人は毛筆で書いてしまってもいいかもしれません。
布を加工する
ただ切っただけの布は端がほつれてしまうので、四方を5cmぐらい折り曲げ、ミシンで縫います。
また、横断幕を飾るにはロープを使わなければなりませんが、そのロープを通すための穴を横断幕に開けないといけません。この加工をハトメ加工といいます。ハトメ加工は難しいのでここだけ業者に頼むのも良いと思います。自分でやる場合は穴開けパンチで穴を開けて、専用の器具で取り付けます。
デザインを布に写す
文字デザインを印刷した型紙とチャコペーパーを使って文字を布地に転写します。次にマスキングテープを使って文字の縁取りをします。
色を塗る
縁取りした文字の内部に絵の具で色を塗っていきます。アクリルガッシュは水の量に応じてムラになりやすいです。水の量は適当ではなくしっかり量って一定量を入れましょう。だいたい水1に対してアクリルガッシュ2の分量が最適です。
乾かして完成
ムラが無く十分な濃さが得られるように何回も塗りましょう。そして十分に塗れたら乾かして完成です。屋内ならこれだけでもかまいませんが、万が一濡れたときのために防水スプレーをふっておくと安心です。
まとめ
この記事では横断幕を手作りする方法について解説しました。いちばん難しいのはハトメ加工の部分かと思います。DIYや図工が得意な方なら朝飯前でしょうが、苦手な人は失敗して材料が無駄になってしまうかもしれません。よって、無理せず横断幕の作成自体を業者に依頼するのもおすすめです。